僕が今までで一番感動したアイマックスの3D映画は、人気マジシャン・コンビを主役にした『ジークフリート&ロイ/マジック・ボックス IN 3D』だったのですが、この『シルク・ド・ソレイユ/ジャーニー・オブ・マン』もそれに負けないくらい面白い。どちらも人気パフォーマンスチームが出演した見せ物小屋系の映画というの点が共通してます。どうやら僕は、この手のパフォーマンスが好きみたい。映画に登場した出し物の中では、森の中でゴムヒモを使って空中ブランコ風の演技をする4人組とか、金属パイプのようなものでできた巨大な正立方体をクルクル回す筋肉男、池に浮かぶ蓮の葉の上で踊る彫像風ペイントの男女、最後に迫力満点の群舞を見せるアクロバットなどが印象に残る。特に最後のアクロバットはアイマックス3Dならではの大迫力。テレビで見ていては絶対にこの迫力が伝わってこないだろうし、ひょっとしたら実際の生の舞台を見てもこれほどの迫力が伝わってくるかどうかはわからない。人間の動きと音楽とをうまくカット割りして、まるでミュージカル映画でも見ているかのような気分にさせられた。