映画かわら版
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1997年10月


海辺の女たち
1997/10/31 ユニジャパン試写室
1963年に製作された台湾製の青春映画。この泥臭さが逆に新鮮だぞ!
物語はありきたりだが、力強い演出に引き込まれる。by K. Hattori

チュンと家族
1997/10/31 ユニジャパン試写室
台湾のポスト・ニューウェイブ世代の監督が作った青春スケッチ。
エピソードの積み重ねから主張が見えてこない。by K. Hattori

リック
1997/10/30 シネカノン試写室
旧ユーゴで撮影され長らく所在不明だったブラッド・ピットの初主演作。
ブラピのかっこよさと風景の美しさは見事です。by K. Hattori

HANA-BI
1997/10/30 日本ヘラルド映画試写室
ベネチア国際映画祭でグランプリを獲得した北野武監督最新作。
退職した刑事と妻の言葉なき会話に感動する。by K. Hattori

欲望の街・外伝
ロンリーウルフ
1997/10/30 ユニジャパン試写室
人気シリーズ番外編。トニー・レオン扮する若いやくざが父の危急を救う。
日本のやくざ映画もこうした路線にシフトすべきです。by K. Hattori

ラブetc.
1997/10/29 シネセゾン試写室
シャルロット・ゲンズブールがふたりの男の間で揺れ動く恋愛劇。
主人公たちの暮らす家のデザインが素敵。by K. Hattori

エコエコアザラクIII
1997/10/29 GAGA試写室
スタッフ・キャストを一新した人気シリーズ第3弾。
工夫が足りず、全体に力不足。by K. Hattori

プライベート・パーツ
1997/10/29 UIP試写室
アメリカの人気DJ、ハワード・スターンの自伝を本人主演で映画化。
スターンの悪ガキぶりが清々しい印象を残す。by K. Hattori

ワイルドバンチ
オリジナル・ディレクターズ・カット
1997/10/28 シネカノン試写室
映画史に残るサム・ペキンパーの代表的傑作がスクリーンに帰ってきた。
今回はこの映画のメイキングフィルムも同時上映。by K. Hattori

この森で、天使はバスを降りた
1997/10/28 東宝東和試写室
長いタイトルと同じぐらい長い余韻と深い感動が残る作品。
久しぶりに試写室で泣きました。by K. Hattori

ブレード

1997/10/28 東宝第1試写室
アクションで人物を語り、アクションで物語を綴る、荘厳なオペラ。
ツイ・ハークの香港アクション映画集大成。by K. Hattori

チャイニーズ・ボックス
1997/10/27 ヤクルトホール(試写会)
ジェレミー・アイアンズ演ずる記者が返還直前の香港で恋に落ちる。
ウェイン・ワン監督が描くセンチメンタルな恋愛劇。by K. Hattori

ちんなねえ
1997/10/27 東和映画試写室
高知県立美術館で行われた麿赤児の公演「トナリは何をする人ぞ」を
林海象が大胆な解釈を施しながら映画化した。by K. Hattori

女優マルキーズ
1997/10/24 シネセゾン試写室
17世紀に活躍したフランスの女優マルキーズの伝記映画。
ソフィー・マルソーは熱演だが物語が弱い。by K. Hattori

火の鳥
1997/10/24 徳間ホール(試写会)
中国の有名な舞踏家ヤン・リーピンが作った自伝的な映画。
登場するダンスは全部本物の迫力。by K. Hattori

さまよえる人々
1997/10/24 TCC試写室
ブリューゲルの描く農村風景が見事に再現されている素晴らしさ。
幻想的な物語もがっちりと構成されていて力強い。by K. Hattori

スリング・ブレイド
1997/10/23 シネセゾン試写室
粒ぞろいの役者たちが生々しい芝居を見せる傑作人間ドラマ。
監督・脚本・主演のビリー・ボブ・ソーントンに拍手。by K. Hattori

ボンデージ・ゲーム
1997/10/23 TCC試写室
内容は完璧なB級エロティック・サスペンスなのに、ちっともエロじゃない。
力まず自然体の主人公が持つ強さが好印象を残す。by K. Hattori

男はつらいよ
寅次郎ハイビスカスの花
[特別篇]
1997/10/23 松竹第1試写室
未練がましく[特別篇]など作るから、かえってグロテスクになるのです。
これではオリジナル版を傷つけているだけです。by K. Hattori

沈黙の断崖
1997/10/22 ワーナー映画試写室
『沈黙の要塞』に続いて環境問題を取り上げたS・セガール最新作。
俳優の顔ぶれと音楽の使い方がじつに素敵です。by K. Hattori

朱家の悲劇
1997/10/22 徳間ホール(試写会)
1920年代の中国人豪商の生活がつぶさに描かれている面白さ。
陰惨な復讐劇になる後半より、前半が素敵です。by K. Hattori

フリーズ
地獄の相続人
1997/10/21 日本ヘラルド映画試写室
クリストファー・ランバート主演で描かれる、アメリカ開拓の裏面史。
映画作りの志は高いが作品としては力不足。by K. Hattori

遥か、西夏へ
1997/10/21 徳間ホール(試写会)
徴税を終えて国に戻ろうとする兵士たちと敵兵との一大チャンバラ劇。
11世紀の中国西部を舞台にした中国版「西部劇」。by K. Hattori

ジャンク・メール
1997/10/21 TCC試写室
ノルウェーでは評価の高かった作品だそうですが、これって面白いか?
エピソードの処理が中途半端に感じるけどなぁ……。by K. Hattori

トゥー・デイズ
1997/10/20 徳間ホール(試写会)
ひとつの殺人事件をとりまく様々な人物像をグランドホテル形式で描く。
物語が面白いだけに人物描写の甘さが恨めしい。by K. Hattori

エアフォース・ワン
1997/10/20 ブエナ・ビスタ試写室
大統領みずからテロリストと肉弾戦を演じる荒唐無稽な話ですが、
最初から最後までハラハラドキドキしっぱなし。by K. Hattori

ジャングル2ジャングル
1997/10/20 ブエナ・ビスタ試写室
仕事ぶりや恋人・息子への態度も含めて、主人公がどうしても
「いい加減な人」にしか見えない。by K. Hattori

世界中がアイ・ラヴ・ユー
1997/10/18 シネスイッチ銀座
さすがに同じ映画を3回も観ると飽きるか? とんでもない!
何度観ても新しい楽しさに出会える傑作。by K. Hattori

不機嫌な果実
1997/10/17 松竹第1試写室
『失楽園』の脚本家筒井ともみが林真理子の不倫小説を脚色。
柳の下のドジョウ狙いかと思ったら、少し違った。by K. Hattori

冷たい血
AN OBSESSION
1997/10/16 TCC試写室
『WILD LIFE』が面白かった青山真治監督の最新作は、
暗くジメジメした世界に逆戻り。by K. Hattori

マンハッタン
1997/10/16 シネスイッチ銀座
ジョージ・ガーシュインの音楽が効果的に使われたモノクロ映画の傑作。
男の持つ幼さや甘えん坊ぶりがよく描けてます。by K. Hattori

ロザンナのために
1997/10/14 GAGA試写室
余命わずかな妻のために、愛妻家のジャン・レノが大奮闘。
話は面白いけど、根本で何かがずれてる。by K. Hattori

ジャガー
1997/10/14 TCC試写室
ジャン・レノが南米のジャングルを守るために肉体を賭して戦う。
似たテーマの『沈黙の要塞』より数段面白い。by K. Hattori

G. I. ジェーン
1997/10/13 丸の内ピカデリー1(試写会)
リドリー・スコットの最新作はデミ・ムーア主演の軍隊物だが内容はイマイチ。
この手の映画は弟トニー・スコットの方が上手そう。by K. Hattori

離婚のあとに
1997/10/13 徳間ホール(試写会)
作家志望の中年男に愛想付かしをした妻と、そんな男に惹かれて行く妻の妹。
物語はそこそこ面白いが、音楽には大いに問題がある。by K. Hattori

アニー・ホール
1997/10/12 シネスイッチ銀座
誰しも心当たりのある失われた恋の切なさを、ユーモアを交えて描く。
1977年に製作されたウディ・アレン監督の傑作。by K. Hattori

ロンドンの月
1997/10/09 徳間ホール(試写会)
ロンドンに生活する中国人たちの夢と挫折を描いた中国映画。
歴史性やオリエンタリズムとは無縁の面白さ。by K. Hattori

ハッピィブルー
1997/10/09 松竹第1試写室
語り口のうまさから、さえない境遇の主人公に思わず共感させられる。
バーバラ・ハーシーが熟女の色気をふりまいてます。by K. Hattori

死にたいほどの夜
1997/10/08 KSS試写室
小説「路上」のモデルになったニール・キャサディの小さな夢をぶち壊し、
その後の彼の人生を決定づけた運命の夜を描く。by K. Hattori

ラヂオの時間
1997/10/08 東宝第1試写室
人気脚本家・三谷幸喜の映画初監督作に賭ける意欲は大いに買える。
少し肩の力が抜けるとさらに面白かったと思うけど。by K. Hattori

張込み
1997/10/07 徳間ホール(試写会)
連続殺人事件の捜査に協力する造船所の保安係を描く中国映画。
犯罪ドラマとしての魅力に乏しい、いびつな映画。by K. Hattori

アンダーワールド
1997/10/06 東和映画試写室
ジョー・マンテーニャが演技派俳優としての力量をたっぷり見せる。
シュールでスタイリッシュな異色ギャング映画。by K. Hattori

タオの月
1997/10/03 新宿松竹(完成披露試写)
『ゼイラム』シリーズの雨宮慶太監督が撮ったSF時代劇アクション。
チャンバラがもう少し多ければ満点をあげたのに。by K. Hattori

ビヨンド・サイレンス
1997/10/03 ソニー映画試写室
クラシック音楽の本場ドイツの映画だけに音楽場面が素晴らしい。
ろう者の両親を持つ少女ララの成長物語。by K. Hattori

現代任侠伝
1997/10/03 東映試写室
普通の内容の物語を普通の配役で作って普通以下の映画にする。
降旗監督の演出は相変わらずテンポが悪い。by K. Hattori

ラヴソング
1997/10/02 シネセゾン試写室
香港アカデミー賞9部門を独占した話題作だが僕の趣味じゃない。
物語は面白いんだけど、演出のタイミングが悪い。by K. Hattori

阿片戦争
1997/10/02 徳間ホール(試写会)
香港割譲のきっかけとなった阿片戦争の全貌を描く大作映画。
登場人物やエピソードを整理する手腕に舌を巻く。by K. Hattori

CLOSING TIME
1997/10/01 ユニジャパン試写室
トム・ウェイツの同名アルバムから生まれたひとりの男の放浪記。
ゲイの青年を演じた北村康がすごくいい。by K. Hattori

PERFECT BLUE
1997/10/01 シネセゾン試写室
売れないアイドル歌手の女優転身をきっかけに起る連続殺人事件。
アニメでこんな内容のドラマを作ってもなぁ……。by K. Hattori



 【あ】【い】【う】【え】【お】
 【か】【き】【く】【け】【こ】
 【さ】【し】【す】【せ】【そ】
 【た】【ち】【つ】【て】【と】
 【な】【に】【ぬ】【ね】【の】
 【は】【ひ】【ふ】【へ】【ほ】
【ま】【み】【む】【め】【も】 
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【わ】【を】【ん】 
【A-Z】【0-9】 
【月別】 




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